2013年11月15日金曜日

中学校の部活動について

症例呈示はしばし待っていただき、中学校の部活動についての意見を。
今長野県教育委員会では、中学校の部活動の見直しを進めていて、朝の部活動(朝練)を廃止する方向になっています。全国的に朝練をしている自治体は減少傾向のようです。
新聞記事を見る限りではですが、廃止を提言した会合の意見として「中学生の睡眠時間の減少と授業中の眠気など」が一つの理由として挙げられ、「中学生の心身の健全な発育のため」とありました。
中高と部活動(サッカー)で朝練をしてきた人間としては、この提言は納得できるものではありません。スポーツでの古くさい根性論には常々否定的であり、今回も決して「心身を鍛えるために必要」とは思っていません。挙げられた理由としての睡眠時間の減少は、多くは子供の単に夜更かし(インターネットやゲーム)に起因している可能性があること、また夜間に塾通いをしている可能性などもあるからです。朝練とは関係ない所での評価をどの程度行い、こういう結論を出したのか。むしろこれらの問題解決に教育委員会は力を入れるべきではないのか。
朝練がなくなれば遅くまで寝ていてもよいので、かえって夜更かしをする可能性もあるのが、中学生でしょう。このような提言、方針を出すからには、責任者は数年後にしっかりと評価をすべきと思います。

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