2012年7月31日火曜日

ロンドンオリンピック序盤

釜本氏が、サッカー男子五輪代表について謝罪したとの記事がありました。私自身も決勝トーナメント進出を2戦目で決めるとは思っていなかったので、過小評価していてごめんなさいという気持ちです。少しでも上まで行けるといいですね。
今回のオリンピック序盤では、金メダルの期待がされていた日本人選手はなかなか取れず、名前の知られていない(マスコミが取り上げていなかった)選手達の活躍が目立っているようです。 日本に限らず、事前の期待が大きかった、競泳のフェルプスもまだメダルを取れず、スペイン男子サッカーは敗退してしまいました。オリンピックでメダルを取るというのは、本当に難しいものなのだと思います。それだけにこれまでに取った選手達は偉い!
残りの選手達(日本に限らず)もいい結果を残せるようにがんばってほしいです。

2012年7月27日金曜日

表現の難しい勝利(対スペインU23)

まず謝罪。前回のブログに、大敗しても・・などと書いてしまいすみません。メキシコ戦を見て、ハイプレスとショートカウンター狙いのサッカーをすることは予想していましたが、ここまで上手くはまるとは思いませんでした。
試合全体の感想から。前半は特に完璧に近い出来でした。ただし前の選手が飛ばしすぎに思え、スタミナが持つか心配していたら、 I.マルチネスが一発退場。おかげで終盤まで走ることができました。ツキあり、ラッキーでした。
得点場面は決めた大津も良かったけど、扇原のCKがとてもいいボールでした。守備は先に書いたように、前線からのプレスが効き、両サイドDF、ボランチ、CBとも安定していました。後半少しバテても、数的有利もあって逃げ切れました。
個人的なMan of the Matchは、吉田です。安定感抜群で、彼が最終ラインにいて良かったと思いました。大津が後半も出ていれば大津でしたが。
課題は後半追加点が取れなかったことに尽きます。詰めが甘い! 前半終了時に「後半先に点を取らないとややこしくなるかも」と心配したところ、見事に!はずしまくって、懸念が現実になるのではとヒヤヒヤしてました。あと2点(1点でも)とれば、スペインの息の根を止め、さらにはグループリーグ敗退に追い込めたかもしれません。グループリーグの最後に得失点差で敗退、なんてなったら泣くに泣けないでしょう。永井は特にね。
メディアでは、「完勝」や「金星」、「グラスゴーの奇跡」とまで色々表現されていますが、「奇跡度」はアトランタオリンピックのブラジル戦の方が上でしょう。プラン通りということで完勝ではあるけれど、後半の逸機を見ると・・ね。 かなりツキに恵まれたこともあるし、スペイン自体の調子が良かったのかも判断できず・・ というわけで、表題のようになりました。
何はともあれ勝ってよかった。次が大事。

2012年7月25日水曜日

高校野球とオリンピックのサッカー

高校野球の長野県大会が終わりました。高校野球ファンではないけれど、応援したくなる気持ちは分かります。勝ち負けに関わらず、一生懸命プレーをしているから惹かれるのだと。
高知県の明徳義塾が甲子園行きを決めたけれど、相手の4番打者を敬遠したとのことで、20年前の松井の敬遠がまた話題になっています。甲子園に行くこと、勝つことは当然目標であり、夢ではあるけれど、敬遠してまで勝ちに行くのがよいのか、賛否両論あります。
正々堂々とか、教育的見地からどうとかいうのは、好きではありません。ただ決勝戦でエースと4番バッターが対決するという真剣勝負ができなかったのは、多くの人にとって残念だったろうと思います。もう二度とそんな場はないのですから。チームスポーツとはいっても、野球は投手対打者の対決が全てでしょう。
もうすぐロンドンオリンピックが始まります。男子サッカーは23歳以下の代表(オーバーエイジ含む)ですが、今回の代表は若いカテゴリーで世界大会に参加できなかったメンバーが多いようです。A代表を含む強豪のU-23スペインと真剣勝負ができるなんて、とても貴重な機会です。結果も大事だけれど、守り一辺倒に入らず、自分たち本来のサッカーで勝負してほしいと思います。高校球児と違って、彼らの多くは将来A代表に入るはずです。大敗しても今回の経験が将来生きるような、そんな試合になることを期待しています。

2012年7月17日火曜日

診療情報連携システムについて

7月15日の当番医に来られた患者さん方は、皆さん大丈夫でしょうか。引き続き当院へ通院の方は状況が分かりますが、他の方はもし病状が悪化しているようでしたら、お近くの医療機関を受診して下さい。
先週13日(金)に東北大学病院の中山先生と井上先生が当院を訪問されました。こんな古い下町の診療所を訪れた理由は、近くの病院と始めた診療情報の連携システムを見学に来られたからです。光回線を使って、お互いの診療情報を時系列で閲覧できるシステムです。電子カルテが異なっても情報の共有ができます。両者にカルテがある方のみの情報共有なので、当院の殆どの方は関係ありません。個人情報の保護についても対策が取られています。検査や薬の処方重複などを避けることができるメリットもあります。患者さん方にはご理解をお願い致します。

2012年7月13日金曜日

当番医のお知らせ

一部ネット上では、先日の朝日新聞と札幌の形成外科の話題が盛り上がり、炎上に近いようです。
7月15日(日)は松本市の輪番外科当番医となっています。もしケガややけどなどをしたら、受診して下さい。 ラップ療法を必ずするわけではありません。
昨日から松本市では信州・まつもと大歌舞伎「天日坊」が始まっています。中村勘九郎、中村七之助、中村獅童などが出演、演出は串田和美、脚本は宮藤官九郎と話題豊富です。ちょうど15日は登城行列が行われるみたいなので、市内は混雑するかもしれません。
見物に行かれる方はケガなどしないようにして下さい。

2012年7月9日月曜日

ラップ療法とソフラチュール(朝日新聞の記事について)

私は朝日新聞を読まないので、こんな記事が載ったなんて知りませんでした。
やけどに「ラップ療法」要注意 効果の一方、重症例も
以前からこの新聞は偏った記事を載せることで有名で、医学に関する記事で何度も問題を起こしています。ライバル紙のY新聞の方が、医療に関しては公平性のある記事を書いていると思いますが、他の部分でY新聞は問題があるので、あまり読んでいません。
本題に戻ります。やけどのラップ療法ですが、正しく行えば何の問題もありません。当院はまだ症例が少ないのですが、感染例はゼロです。
「新しい創傷治療」のサイトをみていただけばよいのですが、痛みを伴っていたり、水ぶくれが残っているようなやけどは、まず医療機関(できれば湿潤療法をしている)を受診するべきです。むやみに「ラップ療法」を始めないほうがよいと思います。また感染が疑われる場合には、早急に受診すれば重症化することも少ないと思います。
ただし水ぶくれのない、発赤だけでぴりぴり痛いようなやけどは、ワセリンとラップで始めても、あまり問題ないと思われます。
いわゆる化膿を起こすやけどは、水疱(水ぶくれ)内の感染、深部(表皮下)の感染がほとんどであり、これらは「ラップ療法」とは関係なく起こります従来の治療法でも起こる可能性があります。そのあたりを隠しての記事や熱傷学会の報告というのは、不公平なものと考えます。
新聞記事が指している医療用シートが何なのか分かりませんが、創傷被覆材やプラスモイスト(プラスモイストTOP)を当院外来では主に使っています。プラスモイストはラップよりも水分の吸収がよいのでかぶれにくく、使いやすいです。医療機関でよく使われている被覆材に「ソフラチュール」があります。粗いメッシュで抗生剤がしみ込んでいます。大昔は私も使っていましたが、キズにくっついてしまい、はがす時の痛みと出血が大変なので、7、8年前から使用していません。まずは「やけどのラップ療法」よりも「やけどと傷のソフラチュール」をやめてほしいと思います。ソフラチュールを製造している会社は巨大製薬会社で、他にもよい薬を多く持っているのですから、この際製造中止にしたらいかがかと思うのですが。

2012年7月3日火曜日

駐車場について

昨日、トイレの工事が終わりました、と書いたばかりで申し訳ありませんが、診療とは関係ない、診療所の併設住宅の工事が始まってしまいました。トイレよりも少し長く約2週間くらいかかりそうです。
ただでさえ広くない駐車場を工事業者の車が1台使っています。車でお越しの方にはご迷惑をおかけします。ご了解のほどをよろしくお願い致します。

2012年7月2日月曜日

7月になりました

先週始めたトイレの工事がおおかた終了し、今週から新しいトイレが使えるようになりました。工事中はご迷惑をおかけしました。
ちょうど今週からまた松本市の健診(特定健診、高齢者健診)が始まりました。もちろん間に合わせるためにトイレの工事をしたのですが、間に合ってほっとしています。
健診希望の方は当日でも良いので、電話等で連絡をお願いします。毎年松本市国保と高齢者健診は少しずつ形式が変わります。分かりにくいことは御相談下さい。
去年の松本市の地震から6月30日で1年になりました。まだ傷跡が残っている場所もあります。今年は土曜日だったので何気なく過ぎた感じもありますが、あらためて防災のことを考えなくてはと思います。
梅雨明けはまだ先ですが、今日も暑い日になっています。7月が始まりました。