2017年7月30日日曜日

アルコールの話

すっかりブログの更新を休んでいる間に、夏が来て、7月も終わりそうになりました。ビールがおいしい季節になりました。
松本市の特定健診、後期高齢者健診がすでに始まっています。問診項目にアルコールの摂取の有無と量を尋ねる欄があります。ほとんどの方はあっても少量です。
今年になってから訃報に接した方で、アルコールが一つの原因であったと思われたことが、たまたま続きました。いずれもまだ比較的若い方で、とても残念でした。
信濃毎日新聞では今年の上半期に「依存症」の特集をしていました。アルコール依存も取り上げられ、精神科だけでなく内科の協力も必要といった記事もありました。患者さんの中には実際アルコール性の肝障害と思われる方は少なくなく、こういった人たちの多くは依存症の自覚に乏しいことが多いと思っています。薬物依存も問題ですが、アルコールはより身近で手に入りやすく、罪悪感も少ないのでよりたちが悪いかもしれません。
自分は今はほとんど飲んでいないし、どうしても飲みたいということもないので、依存症になりそうにはないですが、何かをきっかけに酒に溺れる可能性もないとは言えません。
健診は生活習慣の見直しにもなりますので、是非受診しましょう。