2013年1月18日金曜日

除雪力

先の連休の大雪が未だ溶けきらない内に、細かい雪は降るし、路面は凍り付くしで、まだ松本市内の路面状況は悪いままです。北信よりは遙かに雪の少ない所なので、かえって雪慣れしていないことや、細い道路の除雪が進まないことなどが原因と思われます。市役所には除雪の苦情が多いようです。
タイトル「除雪力」は勝手な造語。診療所の雪かきや市内の状況をみて思いつきました。雪の少ない地域は除雪設備が不十分ですが、温暖であれば溶けるのも早い。豪雪地帯は除雪設備は十分だが、雪量が過大だと限界を超えることもあるでしょう。町単位でみると、家や店舗によって、除雪されている所とそうでない所の差が大きい。
日照、建物、住居者構成、住民意識など、様々な条件に左右されるとはいえ、一般に、高齢者が多かったり、空き家が多ければ除雪力は落ちる。首都圏などは人がいても、設備が不十分なので除雪力は弱い。豪雪地帯は設備は十分なので、除雪力は大きい。でも過疎が進んだ豪雪地帯では力は落ちてしまう。今後高齢化社会がさらに進行すれば、豪雪地帯の除雪力はさらに低下する可能性があるし、さらに財政規模の縮小が加われば一層低下してしまう。
こう考えると、「除雪力」は防災に対する力と同じではないかと思うわけです。大地震に対する備えをするには、除雪力を高めることも重要ではないかと考えています。少し論理が飛躍していて分かりにくいかもしれませんが。

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