2012年8月20日月曜日

戦後はいつまでも

お盆休みの間には67回目の終戦の日がありました。夏は戦争、戦後を考えさせる季節でもあります。
この時期に竹島や尖閣諸島の領土問題が日本、韓国、中国の間で再燃。その前には北方領土問題もロシアとの間で出ていました。領土問題の裏には相手国の内政事情がからんでいる(韓国は大統領の資金問題から支持率の低下、中国は秋の共産党大会、ロシアも大統領、首相の支持率低下など)とはいえ、結局皆日本外交の弱腰姿勢をついてきています。
ナショナリズムを煽られ、謝罪を要求され、反日デモを起こされる。戦争時のことを今でも蒸し返され、領土問題で強く出られないのは、結局戦後の外交に誤りがあったからと思います。謝罪が足りないとかではなく、外交姿勢、方針がどこか違っていた部分があるのではないでしょうか。
よく戦後ドイツとの違いが言われます。アジア(日本と諸外国)とヨーロッパにおける状況は違うものの、ドイツは大国復活の懸念がありながらも、今ヨーロッパの盟主として外交を果たしています。戦後をうまく乗り切ったといえるでしょう。日本の戦後は(先の戦争は)いつ終わるのでしょうか。
経済問題や北朝鮮問題のために韓国や中国に対して強硬になれないのは、外交を含め今の日本の政治姿勢がおかしいからと思います。民主党に限らず、自民党など野党も仮に与党の立場であれば、同じような対応をしたでしょう。財界とアメリカには従うだけなので。
戦争を始め、やめる機会を逃し、多大な犠牲者を出して敗戦に至ったのは、当時の政治家と軍部のリーダーが、政治外交の方針を誤ったからです。今戦争になることはなくても、誤った姿勢が続けば国難に至る可能性があります。維新の会とかいうのも、結局は国政では素人で期待薄です。このまま選挙になっても、どうしたらよいのでしょうかね。

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