2012年5月30日水曜日

生活保護の問題について

お笑いの中ではまあまあだと思っていた「次長課長」でしたが、この話題ではたたかれまくっています。
本来は弱者救済のための生活保護を、暴力団関係者などが悪用して、不正受給者が多数いるのではないかという所から問題が始まり、意図的かはともかく(河本さんも)、親族に援助者がいるのに受給しているケースもあることが問題になっています。以前から問題視されてきた事柄ですが、生活保護受給者が最多になり、より表面化してきました。
失業者が増え、十分なセーフティーネットがないため、生活保護に頼らざるを得ない人が増えているのは事実でしょう。受けるべき人にしっかりと受給できるようにするためには、制度や受給額の見直しよりも、制度の運用をしっかりすることが大切だと思います。役所の方も大変だとは思いますが、いい加減な仕事をしていた社会保険庁のようになっては困ります。
生活保護者だからといって、診療において対応を変えることはしていませんが、他の方と同様になるべくジェネリック品を使うとか、無駄な検査はしない、などしています。慢性疾患や具合の悪いときにかかるのは問題ありませんが、医療費タダだからという理由で、むやみに受診するのは、ぜひやめてもらいたいと思います。
今回「次長課長」の問題を最初に取り上げたのは、某国会議員だったようです。国会議員の仕事は、不正受給者を減らすよりも、いかに受給者を減らすようにするかではないでしょうか。議員定数の削減や歳費の削減をすれば、削減分の予算は他に回せます。増税批判しながら、自分達の身を切る話は全くしていません。普段弱者の味方をうたう政党も。他にも政策はあるはずです。議員としての本来の仕事をしっかりしてほしいものです。

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