2011年11月11日金曜日

TPPとオリンパス

ここ数日はこの2つが新聞ネタになっています。まずはTPP
環太平洋といってもアメリカのターゲットは日本だと言われています。昔からアメリカは自国内の経済状態が悪くなると日本に関税撤廃を要求してきたので、これもそれの流れだと思います。高失業率と経済の失速に苦しみ、来年に大統領選挙があるので、オバマ大統領も経済界の支援を受けようと必死です。日本も今までは輸入自由化などには反対してきたけれど、今回はアメリカ同様に国内経済が失速していて、何とか打開したいという思惑があると思われます。TPP参加の是非はともかく、お互いメリットありと思っているようですが、アメリカも日本も国内経済がともに悪いわけで、将来性もあまり期待できないと思います。他の新興国は別として、日本やアメリカの市場なんて、今はそんなに価値はない気がします。
それでもTPPの議論には価値があると思います。農業だけでなく医療分野にも改革のチャンスがある気がするからです。TPP参加で医療分野の規制緩和や混合診療の解禁の可能性ありとの記事がみられます。高齢化社会の進行と経済低成長のなかで、新しい国の形を考える必要があり、特に医療や社会保障の改革は絶対必要です。TPPに参加せずとも、この圧力をきっかけにして議論や改革が進めばいいなと思います。
オリンパス・・・・当院の内視鏡もオリンパスです。技術は一流なのに経営者が・・あ、ほ。この問題もイギリス人CEOが指摘して初めて公になったものです。国内や社内の問題を外圧なしに自分達だけで解決できないみたいで、情けないです。

1 件のコメント:

  1. お早うございます。
    なるほど、TPPについては内容が良く判らない故に「何となく反対かな…」という考えで居たんですが、お書きのように、閉塞感ばかりの国内事情を打開するキッカケになれば、それもまた良いのかも知れませんね。
    オリンパスの経営陣は… 書くのも嘆かわしいですね。(^^;)

    (遅ればせながら、サイトトップを更新しておきました)

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