2012年4月20日金曜日

ポリオワクチン

今週になって松本市内の桜が満開になりました。今日は生憎の天気になっていまいましたが、もうしばらくは花を楽しめるでしょうか。
先日松本市のポリオの予防接種に担当で行ってきました。私は診察と問診の係だったので飲ませていませんが、経口ワクチンというのは楽なようで難しいのではないかと、いつも思っています。
そんな折、こんなニュースが。ポリオ単独不活化ワクチン接種開始へ
先日接種したポリオワクチンは生ワクチンで、まれに麻痺を起こすと言われています。一方の不活化ワクチンは、麻痺を起こすことはまずない(ゼロかは不明)と言われ、昨年くらいからメディアなどでも取り上げられていました。神奈川県は国の承認を待たずに不活化ワクチンの接種を始めていました。現在の生ワクチンに比べて、費用がかかる(当然公費負担になりますが)、接種回数が多い(現行2回、不活化4回)、皮下注射する、など異なる点があります。負担は増えても安全をと思う方が多いと思います。
早ければ9月から接種開始となるようですが、既に生ワクチンの接種を受けた場合にどうなるのかなど、詰めるべき点があるので、実際どう接種していくかは未定です。それまで接種を控えるという人もいるかもしれませんが、自治体によってばらつきもあるので、開始まで時間がかかるような場合には、今の「生ワクチン」を受けた方がよいのではないかと思います。ポリオにかかるより、ワクチンでの副作用の方が確率は低いので。
不勉強なので、海外での導入実績が何年(何十年?)もあることを、昨年になって知りました。いかに日本の行政=厚労省(厚生省)が怠慢であった(ある)ことを示す例です。あらためて役に立たない役所であることを感じます。

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