2011年9月27日火曜日

9月も

9月ももうすぐ終わりそうです。一時は残暑がきつかったのに、台風が通り過ぎたあとからはめっきり涼しくなりました。
たびたび書き込みましたが、松本市の特定健診は9月いっぱいで終わりです。あと3日間です。まだ受けていなくて希望される方は、お早めに。 もっとも毎年受診率がそんなに高いわけではないようです。この健診の効果がどの程度なのかわかりませんが、自分の身体のことを知るにはいい機会だと思うので、受診したことのない方は、来年度にでも受けてみてください。

2011年9月9日金曜日

ジェネリック医薬品について(2)

私はジェネリック医薬品処方を特に推進する立場をとっているわけではありません。
公平に考えてみて、ジェネリックは先発品とほぼ同じ効果はあるだろうと思っています。実際にジェネリックを投与して、期待通りの結果が得られている場合が多いからです。
エビデンス(医学的根拠)がジェネリックにはないと言われています。一つだけジェネリックの効果を確かめた論文を見たことがありますが、効果は先発品と同等でした。元々同成分を使っているのだから、効果は同等のはずで、エビデンスを得るための臨床試験をジェネリックメーカー(中小企業が多い)に強いるのは、あまりにも酷と思います。
前回分にも書いた報告書には、ジェネリックから先発品に戻したケースがあり、その理由が記載されていました。剤形の大きさや味が合わず変更した場合や、明らかな副作用の場合はともかく、何となく効かない気がするとか、ジェネリックでは不安といった答えについては、思い込みでしかないのではと思ってしまいます。先発品で出なかった副作用や、味の問題などは主成分以外の添加物に起因すると思われ、これは致し方ないのですが、ほとんどのケースは、戻す必要がなかったような気がします。
薬剤師さんは最初からジェネリックを出してみたらどうですか? 多くの医師は最初から処方箋に変更不可のサインはしていないはずです。
先発品メーカーが多額の開発費をかけて作った薬が大事なのは重々承知ですが、経済的負担の軽減のためにもジェネリックはもっと普及してもよいと思っています。